フェイクセットアップとフォールスブレイクアウトとは?

チャート・テクニカルの手法

結論から言うと、この二つはプライスアクションにおけるダマシの型
プライスアクションにおけるダマシを知っておいた方が良い理由は
ダマシの逆方向へ大きく動くことを教えてくれるからパオ
それぞれ具体的に説明して行くから
最後まで楽しんで読んでくれブホ

フェイクセットアップ

まずはフェイクセットアップから見て行くパオ
相場には3つのトレンドが存在することは承知の事実
みんな覚えているブホ?

そう
上昇トレンド、下降トレンド、レンジ・揉みあい相場の3つ
実にレンジ・揉みあい相場は7割~8割を占めているパオ
そしてレンジ・揉みあい相場で出現するダマシを
フェイクセットアップというブホ

「トレンドはあなたの友達」という言葉があるくらい
トレンドフォローは重要だけど
レンジ・揉みあい相場と比べるとそのトレンド相場は少ないし
「頭と尻尾はくれてやれ」なんて
相場格言があるくらい最初と最後は取りにくい

ダウ理論やエリオット波動を覚えても中々実践では使えない
トレンドが出る前、崩れる前はどうずれば正解なのか分からない
こんな悩みを持つトレーダーは結構多いブホ

こんな悩みの打開策として、レンジ相場でのレンジブレイクが挙げられる
買い方・売り方のパワーバランスが拮抗している状態がレンジ相場
だから上・下どちらかに抜ければ、蓄積されたパワーが
抜けた方向に流れて行くパオ

もっというとレンジ相場ではラインの上限・下限でエントリーしていく
売りの場合はラインの上限の少し上に損切りを置き
買いの場合はライン下限の少し下に損切りを置く
最終的にこれらの損切りを巻き込んで
崩れた方向に流れて行くから美味しい訳パオ
言葉だけだとイメージがつきにくいと思うから実際のチャートで確認するブホ

上のチャートは実際のドル円チャートのレンジ相場を切り取ったものパオ
買い手と売り手の拮抗だから、当然上下へ行ったり来たりを繰り返している
ここで注目して欲しいのが、青い矢印

レンジを抜けたかと思わせて逆方向に押し戻されているのが分かるパオ
最初の青矢印レンジ上限で押し戻されて
そのままレンジの下限まで売られている
その後、レンジ下限に到達しこのまま抜けるかと思いきや、下抜けせず

次のローソク足に注目されたけど安値更新せず
そこからはトレンドラインが引けてしまい結果は
一陰介在十二陽連の強気相場に転じたパオ

つまりフェイクセットアップとは
プライスアクションにおけるダマシであることが確認できた
ここで大切なことを言うから覚えて置いておいて欲しいブホ

それは・・・ダマシこそ最高のエントリーサインだということ

別のチャートでもフェイクセットアップについて確認しておくブホ

ここでも青矢印に注目してもらうダマシのフェイクセットアップが確認できる
この後は、三陰連となり下落して行ったパオ
つまりダマシが出たら、それをサインとしてエントリーすればいいから簡単

またトレーダーにとってドテン(途転)するには難しいけれど
ダマシが出たら諦めのサインとして
受け止めて新しいポジションを持つこともできるから
ドテンの練習にもなるブホ

フェイクセットアップについては理解できたけど
レンジの上限・下限はどこで確認するの?
こんな素朴な悩みを感じている人はいないブホ?
ここでそんな迷える子羊のために確認方法を伝授するブホ

このチャートは直前に見たチャートを過去にさかのぼったもの
全体で捉えると、ヘッドアンドショルダーの様に見えると思うブホ
ここでは左肩にあたるチャート左端の青矢印に注目して欲しい

ここも一定期間レンジ相場になっていて
レンジの上限・下限に水平線を引くことができる
そしてチャートの一番右が先ほどフェイクセットアップ後
三陰連で下落した部分
気づいてくれたパオ?

つまり過去のレンジの上限・下限が意識されていることが分かる
総じてテクニカル分析は
過去チャートの高値・安値・トレンド・サイクルなど様々な情報から
未来を予測するものであること
そして相場は上位足が大勢の意となるため
マルチタイムフレーム分析は必須であること
これは忘れない様にしておこう

フォールスブレイクアウト

お次もプライスアクションにおけるダマシのサインの1つであるフォールスブレイクアウト
これについて詳しく説明して行くパオ

さっき説明したフェイクセットアップの違いは・・・
相場の天井圏や底値圏などで発生するブレイクアウトのダマシ

こちらも実際のチャートで確認するブホ

ドル円チャートで直近最高値を超えたと見せかけてその後大きく下落
十二陽連後のローソク足はブレイクアウトのダマシとなった訳ブホ

次は底値圏のフォールスブレイクアウトを確認するパオ
チャート図の左下の黄色の丸を見て欲しい

ここから一度行ってこいになった訳だけど逆V波動でリバース
そして前回安値の黄色の丸を抜けたと見せかけて安値更新せず
結局この後も下げてくるものの紫のサポートラインを割れずに上昇したブホ

この様に天井圏・底値圏でトレンドフォローして行こうとしたところに
怜悧狡猾に入ってくるダマシ
これをフォールスブレイクアウトというブホ

フェイクセットアップとフォールスブレイクアウトをトレードに生かすことはできるか?

結論から言うと可能ブホ。
何故そんなことが言い切れるかって?
相場の格言を例に挙げて見ると分かりやすいし
経験からも納得できるはずパオ

急騰局面では鬼より怖い一文新値
新高値を付けたものの大きく抜くことが出来ず
それ以上は上に行かなくなった相場はそこが強烈な天井になることが多い

急落局面では落ちたナイフを拾ってはいけない
ナイフが床に落ちてから
底を打ったことを確認してから投資すべき

「ゴクッ。まさしく経験したことのあるやつだ」
そう感じた人も心配しないでいいブホ

フェイクセットアップもフォールスブレイクアウトも
共通してダマシのサインであることを知っていれば
長い上ヒゲや長い下ヒゲを確認した時に
「お?これはダマシかもしれないぞ」と様子を見ることができるブホ

相場の世界において無知は時に
退場を余儀なくさせられるほどの損失を生むきっかけに
なってしまうからしっかり覚えておいて欲しいパオ

ここからは実際にフェイクセットアップとフォールスブレイクアウトを
使った手法を考えてみたから共有するブホ

フェイクセットアップ+トレンドラインで反転根拠を固める

フェイクセットアップを知ることによって安易に抜けたと思わずに
「ダマシかも知れないから様子を見よう」
こう思える様になったはずパオ

それだけでレンジ相場での戦い方が変わり
勝率がグンと上がる訳だけど
より確実に根拠を持ってエントリーしたいと思う気持ちもあるはず

そんな人にお勧めしたいのが
転換後のトレンドをトレンドラインで確認する方法

このドル円チャートを見て欲しい
青矢印はフェイクセットアップ
ローソク足の実態はほぼレンジ内に収まり
下ヒゲだけがレンジ外へ抜けている

ここで一旦様子見が正解
次のローソクは陽線となるも
次はまた下落になり内心焦りが出るところ
しかし安値は前のローソク足から切り上り
トレンドラインが引ける様になった
この後は陽線のスラストアップが続いてレンジの真ん中を超え
1つだけ陰線が出てまたスラストアップして
レンジを勢いよく超えて行っているブホ

トレンドラインはシンプルかつ強力に効く
テクニカル分析の1つなので使わない手はないパオ
特にスラストアップが続く場面は買い方が
優勢になってきている証拠なので
トレンドラインを割るまで損切りしないと言った戦略をとれば
損切り幅も抑えられて損小利大が実現しやすいブホ

フェイクセットアップ+RSI、MACDのゴールデンクロス

次の手法はオシレーターの買いサインの代表格である
ゴールデンクロスを活用したものパオ
早速確認していくブホ

このドル円チャートにはオシレーターでも大人気の
RSIとMACDを表示させている
楕円で囲っている箇所はそれぞれのゴールデンクロスになるパオ

まずRSIとMACDのゴールデンクロスの違いを見てみると
RSIの方がサインが早いことが分かる
ほぼ安値同士を結べる=
トレンドラインを引ける様になったタイミングと同じくらいブホ
MACDは少し遅れてサインを出しているのも確認できる

好みもあると思うので
どちらを使うかは各自で決めてくれパオ
もちろん両方使うことで根拠が増え
より安心してエントリーすることが出来るぞ
普段オシレーターを使わないっていう人も
この機会に何故オシレーターが開発・研究されて
活用されてきたかを考えるきっかけにして欲しいブホ

フェイクセットアップ+一目均衡表で買い手と売り手の趨勢を見極める

どんどん行くからしっかり着いて来て欲しいブホ
次はフェイクセットアップに
一目均衡表を取り入れた手法を紹介するパオ
一目均衡表は日本を代表するテクニカル指標であり
プライスアクション同様に日足で活用するのが原則

まずは楕円で囲んだところを見て欲しいパオ
青い線が赤い線を下から突き抜けているのが分かったかな?
これを一目均衡表では均衡表の好転と言って
1つの買いサインになるブホ
分かり易く例えるなら似て非なるものではあるけど
移動平均線のゴールデンクロスと似ている
均衡表の好転の後はしっかりレンジを抜けて行っているのがわかる

少しだけ付け加えておくと
青い線の転換線(短期の趨勢がわかるもの)
赤の基準線(中期の相場水中がわかるもの)
レンジ相場の場合は横ばいになる傾向がある
つまり横ばいになっていたものが一段上がった感じになると
特定期間内の安値もしくは高値のいずれかが
上ったことを意味するため
「買い手の力が増してきているな」と感じることが出来る訳ブホ

また青い楕円系の下にある緑の線と
その下のオレンジ色の線の間は「雲」と言われ抵抗帯として働くし
この緑の線とオレンジの線自体も
サポートラインとして機能するから
このレンジ相場はかなり買い手に
優位な条件が揃っていることが証明されているということになるパオ

フォールスブレイクアウト+MACDのダイバージェンスで反転根拠を固める

これは実際のドル円チャート
まず価格を見て見るとWボトムから強い上昇トレンドが発生
その後、高値更新と見せかけたフォールスブレイクアウトが出現

ここでMACDを見てみると
ダイバージェンスにより上昇の圧力が弱くなったことが確認できる
この様にフォールスブレイクアウトだけでなく
オシレーターのダイバージェンスで根拠を固めることで
初動からしっかり利益を伸ばすことが出来るブホ

一応底値圏で発生するフォールスブレイクアウトも同様に紹介しておくブホ

こちらも価格は安値更新を示しているものの
RSI、MACDはダイバージェンスの発生確認で
下降圧力が弱くなっているのが分かるブホ

まとめ

プライスアクションのダマシの定石である
フェイクセットアップとフォールスブレイクアウトについて
それぞれ説明したブホ
テクニカル分析というと移動平均やボリンジャーバンドなどの
トレンド系インディケーターと
RSIやMACDなどのオシレーター系を組み合わせて行うのが一般的だけど
ローソク足の値動きはまさに買い手と売り手の戦いの結果が記録されたもの

日本の米相場から生まれた酒田五法と欧米で生まれたプライスアクション
両者とも値動きそのものを分析すると言う点においては同じではあるものの
プライスアクションは安値や高値の更新力を重視している点で違いがあるブホ

フェイクセットアップもブレイクアウトも
その局面における安値・高値を更新したと見せかけて
逆方向に走り出すダマシ

ダマされることが始めから分かっていれば
それを回避することが出来るし
ダマシに対策を講じることが出来る
是非今回案内した手法だけでなく
自分で色々な方法を試して自分の手法を見つけ出して欲しいブホ

根拠は多ければ多いほど様々な投資家と
同じ目線で相場を俯瞰していることになるため
優位性・再現性の信ぴょう性が高くなって行くから
日頃からテクニカル分析に関する
様々な勉強を怠らない様にして楽しみながら相場と向き合っていこう

パオパオ~

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