やっはろ~、子パンダちゃん
今回はストップ高・ストップ安についてのお話パオ
ザラバではしばしば目にするストップ張り付き状態
狙っても全然約定しなくてヤキモキするポヨよね
実際、売買のバランスが悪い場合には約定する確率は低いんじゃけど
それでも少しでも確立を上げる方法があるパオ
今回は、その辺について紹介していくポヨ~
なお、以下ではストップ高の場合で説明するけど、ストップ安の場合でも売買が逆になるだけで同じパオ
(1)ストップ注文は2段階で配分される
ストップ高のまま場が引けた場合、数少ない売り注文に対して大量の買い注文が殺到したままザラバが終わったということパオ
この場合、自分が出した買い注文が約定するかどうかが決まるまでには、次の2つのプロセスを経るクポ
- 取引所→証券会社への配分
- 証券会社→投資家への配分
(2)取引所→証券会社への配分
まずは、取引所から証券会社への配分ポコ
ストップ高で場が引けた場合、まずは東証などの取引所から証券会社に出されていた売り注文が配分されるパオ
ただ、出されている買い注文に対して売り注文が少ないわけじゃから、一定のルールに沿って配分されるクポ
その際の配分ルールを「ストップ配分」と言うポヨ
さて、そのストップ配分じゃけど、東証では次のように決められているパオ
制限値段(ストップ高・ストップ安)で当日の終値を決定する場合、注文状況によっては通常の板寄せとは異なる方法にて売買を成立させますが、それを「ストップ配分」といいます。
ストップ配分を行うに当たっては制限値段に発注している証券会社ごとに注文数量を合算し、注文数量の多い証券会社から1単位ずつ配分します。
たとえば、1単位100株の銘柄に2000株のストップ配分を行う場合で、A社から5万株、B社から7万株、C社から6万株の注文が出されている場合、注文数量が多い順にB社→C社→A社の順になりますので、この順に100株ずつ配ります。その結果、A社600株、B社700株、C社700株の配分となります。
なお、各社に割り当てられた後にどのお客様に割り当てるかについては各証券会社の社内ルールによります。
要点をまとめると
長々と書いてあるけど、要点をまとめるとこんな感じパオね
- 買い注文を出していた証券会社を注文数量順で並べる
- 注文数量順に1売買単位(通常100株)ごとに割り当てる
- 1巡したら2巡目、3巡目と配分が終わるまで繰り返す
- 配分後の証券会社内での配分は証券会社のルールで決める
こういう感じポヨ
取引所→証券会社への配分は買い注文の数量順で決まるわけじゃけど、1売買単位ずつの分配になるから、「必ずこの証券会社に多く配分される」というような有利不利は起こりづらいクポ
ということは、利用している人が少ないマイナーな証券会社の方が、大手証券会社よりも注文者数に対して多めの配分がされる可能性があるということパオ
(3)証券会社→投資家への配分
さて、こうして証券会社に配分された売り注文は、後は証券会社内での配分になるクポ
ここからは、証券会社が決めたルールに沿って配分されるパオ
証券会社がルールを決められるわけじゃから、各社で微妙に配分ルールが違うポヨ
そこで、以下では利用者が多いであろう次の6つの証券会社についてみていくパオ
1.SBI証券・SBIネオモバイル証券
SBI証券は使っている子パンダちゃんも多そうクポよね
そんなSBI証券じゃけど、ストップ高の配分ルールは次のようになっているパオ
・朝から気配更新が行われ、大引けで値が付いた場合、または一度値が付いてから特別気配となり、大引けで値が付いた場合
(1)成行注文
(2)寄成注文
(3)引成注文
(4)不成注文
(5)制限値段(ストップ高・ストップ安)の指値注文・制限値段(ストップ高・ストップ安)の寄指注文
(6)制限値段(ストップ高・ストップ安)の引指注文上記の順位で、1注文ごと1単位ずつ原則配分を行います。
また、 1注文ごと1単位ずつ一通り配分を行ったのち、2単位以上の注文に対し2順目以降も上記条件で1単位ずつ配分を行います。・なお、上記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)のそれぞれの注文における優先順位は、まず発注時刻※を優先し、次に発注時刻※が同一の場合には抽選を行い、優先順位を決定いたします。
※逆指値注文においては、取引所発注条件を充足し取引所へ発注された時刻を発注時刻といたします。
また、前営業日の大引け後からストップ配分が行われた日の当社システム業務開始時間(午前8時00分頃)までのご注文については発注時刻を同時刻として取扱います。
長々と書いてあるけど、まとめるとこんな感じポヨね
- 注文種別で優先順位が決定(成行注文が有利)
- 同じ注文種別内では発注時間で順位が決定
- 発注時間が同じ場合には抽選で順位が決定
これを見ると、ストップ高に張り付く時にいち早く成行注文を出した人が有利、ということになるパオ
ちなみに、SBIネオモバイル証券も同じルールで配分されるぱお
2.楽天証券
楽天証券も個人投資家には人気があるポヨよね
そんな楽天証券だけど、ストップ配分のルールはこうなっているパオ
- 成行>指値の順で優先順位が決定
- 同じ注文種別(成行・指値)の中では注文時間順で順位が決定
成行注文が優先されて、同じ注文種別の中では時間順になるからSBI証券とほぼ同じポヨね
ちなみに、楽天証券は証券会社内での配分ルールが公式サイトに書いてないパオ
まだ株ちゃんは、念のためカスタマーサポートに確認してみたポヨ
3.マネックス証券
ストップ配分となる場合、下記の通り優先順位を決定し、お客様ごとに最低売買株数(1単元)ずつ配分します。配分の結果、お客様の注文が約定しない場合もあります。
【ストップ配分時の注文優先順位】
優先順位の同じ注文条件同士では、注文の発注日時(注文訂正済みの場合は訂正日時)が早いものが優先されます。
なお、お客様全員に割り当てることができたうえで、配分できる株式が残っている場合には、お客様ごとの未約定数量に応じて按分し、割り当てを行います。
- 注文種別で優先順位が決定(成行注文が有利)
- 同じ注文種別内では発注時間で順位が決定
マネックス証券の配分条件はSBI証券や楽天証券とほぼ同じポヨね
4.松井証券
注文の値段・執行条件について、次の優先順位でグループ分けを行い、お客様ごとに最低単位ずつ配分します。順位値段・執行条件
1最良成行※1
2成行(なし)※2・寄付成行
3指成・引け成行
4最良指値※1
5指値(なし)※2・寄付指値
6引け指値※1執行条件「最良」を選択した成行注文、または指値注文
※2執行条件「なし」を選択した成行注文、または指値注文1人のお客様で複数の注文がある場合、優先順位が1番上の注文に最低単位のみ配分します。
値段・執行条件が同じ場合、注文株数の多い注文が優先となります。
値段・執行条件および注文株数が同じ場合、受付時間の早い順となります。
注文を訂正した場合、訂正を受付けた時間が適用されます。
松井証券の配分ルールをまとめるとこんな感じポヨね
- 注文種別で優先順位が決定(成行注文が有利)
- 同じ注文種別内では注文株数の多い順で順位が決定
- 注文株数が同じ場合には発注時間で順位が決定
松井証券のポイントは、注文種別が同じ場合には「注文株数の量」が優先順位を決める条件になるということパオ
じゃから、松井証券でストップ高の配分を受けたい場合には、大量に注文を出したほうが有利クポ
5.auカブコム証券
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)は、他とは配分方式が異なっているパオ
1.完全抽選方式
大引け時点で、約定可能な成行注文・指値注文・引け注文を対象とし当社への割当株数分を抽選します。2.配分方法
対象注文を発注されている口座単位に乱数(一定の順番)を付加し、すべて配分されるまで1単位毎に乱数の順番にて配分を行います。※申込株数の多少に係わらず1単位毎に配分を行いますので、申込株数が1単位と10単位においても同様の確率で配分されることとなります。
まとめるとこんな感じクポ
- 配分は注文種別によらず完全抽選
- 注文数・注文時間に関わらず口座ごとに乱数を振る
- 乱数の順位ごとに1単位ずつ配分
auカブコム証券は、他の証券会社と違って配分が完全抽選パオ
注文種別や注文量が関係してこないから、個人投資家に有利な配分方式だと言えるブホね
6.GMOクリック証券
GMOクリック証券と言えばFXが有名じゃけど、実は現物株口座も意外と口座数はあるパオヨ
そこで、念のため紹介しておくクポ
ストップ高、ストップ安で比例配分が行われる場合、当社では以下の基準で定めた順に割当を行います。
お客様単位に注文数量を合計します。
注文合計数量の多いお客様から順に1単元ずつ配分を行います。
割当数量が無くなるまで2.を繰り返します。
GMOクリック証券の条件をまとめるとこんな感じブホ
- 複数種別(成行、指値等)の注文数をまとめる
- 合計した注文数が多い順で1単位ずつ配分
GMOクリック証券は、他の証券会社と似てるようで結構違うパオ
完全に、出した注文数での勝負となるポコ
じゃから、GMOクリック証券では松井証券と同様に注文数をたくさん出せる人が有利ということになるパオね
個人投資家にはちょっぴり厳しめと言えるピョコね
(4)どうするのが良いのかをまとめてみるパオ
さて、ここまでの情報から、少しでもストップ高での配分確立を上げるにはどうすれば良いかをまとめてみるクポ
- マイナーな証券会社を使う(要:社内配分ルールの確認)
- 複数の証券会社で注文を出す
- 完全抽選となる「auカブコム証券」を使う
- 例外として資金量に自信がある場合には、注文数量が優先される「GMOクリック証券」か「松井証券」を使う
これらを単体または組み合わせて使うと、僅かじゃけど確率が上がる可能性があるクポ
見てのとおり、使っている人が少なそう+抽選方式というところがポイントパオね
反対に、口座数が多くて、配分が抽選じゃないSBI証券や楽天証券、マネックス証券だと当選しづらいと言えるポヨ
(SBI証券や楽天証券、マネックス証券で配分を受けたい場合には、いち早く成行で注文を出す必要があるパオ)
買いが大幅に殺到しているストップ高を買うのはなかなか難しいけど、どうしても欲しい場合にはこんな風にして少しでも確率を上げてみるポコ
それじゃあ、またねポヨ~
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